今日こんなことに気付いた

バイクと映画と犬が好きで趣味で漫画も描く50男が日々気付いた記録

捨てられなかった物を捨てていく、容赦なく

1月から始まった我が家の断捨離。

きっかけは、正月帰省した長男が家に残したあった持ち物をどんどん捨て始めたことだった。子供の頃の宝物箱や学校の記念品、ほとんど袖を通していない外出着など、親にはなかなか捨てられない物を彼は容赦なく捨てていった。(正確には段ボール箱に入れて玄関前に出した。その後の分別作業は僕が担当した。

長男は以前から、実家が古い物に溢れて整理できていないことを不満に思っていたから、自ら行動に出たのだろう。(親としては頭が下がる思いである)

長男の行動に釣られて、長女と次女も大量の不要品(着なくなった洋服、アクセサリー、コスメ、本、コミック)をゴミとして出していった。そうして長年、物が溢れて積み上がっていた子供部屋は見違えるほどスッキリした。今年の僕の正月休みは、玄関前に出された不要品の分別と、ゴミ出しに費やされた。

僕はこの機会に本格的に我が家の断捨離を決心した。子供部屋の次は屋根裏部屋に取り掛かった。子供たちが幼稚園・小学校時代に残した絵日記、自由研究ノートのスケッチブックが大量に保管してあった。本来は学校を卒業した時点でまとめて捨てる物だったのかも知れない。でも当時の僕には大切な思い出に思えて捨てられなかったのだ。

有名人ならいざ知らず、うちの子供の幼少の作品をいつまでも残しておいても日の目を見ることはないだろう。誘惑に駆られて中身をパラパラ見てしまうと、やっぱり捨てるのが惜しくなる。でも捨てるのだ、容赦なく。

我が家の断捨離はこれからが本番だ。

2023.1.29(日)晴れ

ゴーストちゃんは今日も元気

「ゴーストちゃん」とは長女の命名

10年くらい前から水槽で飼っているブラックゴーストという種類の熱帯魚。魚の種類なぞ知らない妻は見た目で「黒ちゃん」と呼んでいる。

ウツボのような体形で、真っ黒な身体をユラユラ波打たせながら前進したり後退したりする。見ていて飽きない面白さがある。

眼は退化していて小さい。デンキウナギの仲間で身体から微弱な電流を出して周囲の様子を感知しているそうだ。ときどき隠れ家のパイプの中に横たわって眠っている。(最初見た時は死んでいるのかと思った)

僕が帰ってくると、エサが貰えると分かっていて水面に顔を突き出してくる。口からピュッと水を吹く。

僕は中学生の頃から熱帯魚を飼っていた。独身寮にいたときも、社宅に住んでいたときも、自宅を建ててからも、単身赴任してからも、部屋には常に水槽があった。これほど長く続けている趣味はないし、もはや趣味と呼んでいいものなのか分からない。

10年くらい前にブラックゴーストの稚魚を飼い始めたときは家計が苦しい時期で、この頃から新しく熱帯魚を買うことをやめた。そして熱帯魚への情熱は冷めていった。今はゴーストちゃん一匹だけが残っている。成長に合わせて水槽を大きくしていって、最近縦長の45センチ水槽に買い替えたばかりだ。体長は25センチくらいになった。

ゴーストちゃんの餌は乾燥赤虫だ。成長してから栄養が偏らないようにと、金魚のエサを日替わりで与えるようにした。最近はアロワナ用のペレットも与えている。何でもよく食べるけど、あまり大きくなって欲しくないのでエサは少なめに与えている。家を空けるときは数日間エサを与えないこともあるけど問題ないみたいだ。水替えも適当にやっているけど一度も体調を悪くしたことがない。

 

ブログに写真を載せようと水槽の前に粘って何十枚も撮ったけど、まともに撮れたのはこの1枚だけだった。(しかもピンボケしている)やはりゴーストの撮影とは困難なものなのか。

ネットで調べるとブラックゴーストの寿命は5年から10年だそうで、うちのゴーストちゃんは意外と長寿であることが分かった。エサを少なめにして成長を抑えたのが寿命に関係しているかも知れない。本当のゴーストになる日まで水槽の中でユラユラしていてほしい。

2022.1.10(火)晴れ

23時に玄関チャイムを鳴らす者

少し前の出来事。

平日の夜、横須賀の単身アパートでユーチューブ動画を見ていたら夜の11時になった。今夜も無益な時間を過ごしてしまった。そろそろ就寝しようと思ったとき、玄関のチャイムが鳴り響いた。

一瞬思考が止まった。聞き間違い?いたずら?まさかNH○集金人か?

入居以来この部屋を訪ねて来た人は数えるほどしかいない。住所登録静岡県の自宅にしているし、面倒なセールスや勧誘が来ないようにと玄関の表札もポストも空白にしている。ポストに毎月の光熱費の請求葉書が入っていたり、ときどき宅配業者が来るくらいだ。

固まって息をひそめていると、再度チャイムが鳴った。出ないわけにはいかない。冷静に考えてみて、同じアパートの住人あるいは近所の人が緊急の要件で訪ねてきた可能性が高い。

ドアののぞき窓から外を覗いたが何も見えない(思えばここから外を見たのは初めてだ)。「はい。」と小さく返事をしてゆっくりドアを開けた。誰もいない。

左を向くとコートを着た白い顔の女性と目が合った。彼女は「お父さん。」と言った。一瞬長女だと思った。よく見ると二女だった。姉妹なので顔は似ているが、二女のほうが少し背が低くていくぶんポッチャリしている。一瞬で状況が呑み込めた。

二女の説明では、東京で写真の展覧会を見た帰り、夜遅くなったから泊めてもらおうと思って来たが、連絡しようとしたらスマホのバッテリーが切れていたのだという(途中セブンイレブンで充電を頼んだら断られたそうだ)。

それにしてもよく夜道を迷わずに駅からアパートまで来れたと思う。二女は数カ月前に、横浜からの帰りが深夜になってここに泊まったことがある。そのときは僕が駅まで迎えに行って一度案内しただけだ。僕だったら一回歩いただけでは到底たどり着けなかっただろう。

ちなみに部屋番号が分からなかったので当てずっぽうでチャイムを押したそうだ。二女にはこういうぶっ飛んだところが昔からあった。

2023.1.5(木)晴れ

年賀状は出してくれた人への返信だけ

年賀状を自分から出さなくなって3年目になる。そのずっと前から新しく年賀状をやり取りする人は作らないようにしてきた。

それまでは毎年、年末が近づくと年賀状を準備すること、出す人を選別する作業がとても億劫だった。今はそのストレスは無くなった。それでも届いた年賀状には直筆の言葉を添えて返事を出している。それで相手は特別なものを感じるのだろうか、翌年も送ってくれる。こんな風に今も二十数人の知人との年賀状のやり取りが続いている。返信用の年賀状はセブンイレブンのネット注文で30枚用意してある。

高専時代の同級生、以前の会社で上司先輩だった人、部下だった人、社会人サークルで仲良くなった人、もう何年いや何十年会っていない人もいる。この年賀状のやり取りにどんな意味があるのか分らない。それでも自分ルールを決めたことで気持ちが楽になったことは確かだ。いつか僕宛ての年賀状は一枚も来なくなるだろう。その時は寂しくて後悔するかも知れないけど、それも自分の選択だ。

このブログ日記を読んだ皆さんへ、明けましておめでとうございます。今年が皆さんの幸せな一年になりますように。

2023.1.2(月)晴れ

休日、ガレージを大掃除

ガレージと呼べるほど立派はものではない。

15年くらい前に母屋の農機具倉庫(元牛舎)前にセメントを敷いて、丸太を立てて、ブリキの屋根を載せて、ポリカーボネート波板で囲っただけの手作り物置きだ。広さは6畳くらいあって必要十分だと思っていたけど、ラック棚を置いて、バイク二台と子供たちの通学自転車三台を置くともう手狭だった。

その後引っ越しをして自宅を空けていた時は、義父母が農機材置き場に使っていた。去年、自宅に戻ってからは再びバイク置き場として使用し始めた。簡単なメンテナンスはここで行っている。

壁は上下に隙間があるから土埃や枯葉が入るし、入り口は扉が無くて開口状態だから、歳月を経て埃まみれだった。不要なガラクタも相当溜まっている。休日に一斉掃除をしようと決めた。そして先週土曜日に決行。とにかく中にあるものを全部外に出した。

 

土埃を掃き出し、蜘蛛の巣を払う。柱と梁の丸太を接続しているボルトナットを締め直す。風化した棚やプラボックス、段ボール箱は廃棄した。

壁のポリカーボネート板が風化して割れやすくなってないか心配だったが、意外と丈夫そうで良かった(そういえば少し高価な耐久性のものを使ったのだった)。以前乗っていたミニバンのスタッドレスタイヤアルミホイール付き)四個は四千円で売れた。

いつか雑誌に載っているようなお洒落なガレージを建てて、悠々バイクいじりをするのが夢だが、当面はここを少しでも快適なガレージにしていこう。

 

2022.12.26(月)晴れ

通勤バスでスマホを見る人は何を見ているか

職場まで毎日バスで通っている。

朝は座席が埋まっていることが多いので、車内の後ろの方で立っている。バスの座席は二人掛けなので座れないことはないが、ソーシャルディスタンスが気になってしまうのであえて立っている。帰りのバスは座席が空いていることが多いので座るが、雨の日は混雑していて立っていることが多い。

僕はバスの中でスマホを見ることはしない(走っている車内で文字を読んでいると乗り物酔いをしてしまう)。でも座っている乗客(高齢者を除く)の大半はスマホの画面を見ている。後ろの方で立っていると彼らのスマホ画面が見えてしまう。

男女問わずコミックを読んでいる人が多い。パズドラ的なゲームをしている人もいる。配信動画を見ている人やLINEを見ている人もいる。

中には堂々と美少女アニメキャラを指でつついて動かしている男性がいて、さすがに場所を選べよと思った。変わったところでは、カエルの写真を次々と出して見ている男性がいた。面白いのでつい僕も見てしまった。出しているのはアマガエルの仲間らしい緑色のカエルの写真だった。カエルを飼っているのだろうか、それともカエルについて何かを調べているのだろうか。次の日も偶然その人が座っている席の後ろに立つことになった。その日もカエルの写真を見ていた。よほどカエルが好きなのだろうと思った。

バスの座席でスマホを見る人は、後ろから他人に見えていることを自覚した方がよい。

2022.12.16(金)晴れ

掃除で出てきた「あるはずのないもの」

単身赴任アパート(鉄筋住宅なので正確にはマンションだが見た感じアパートっぽいのだ)の地区は、月曜と木曜に可燃ごみを出す決まりだ。それでゴミ出しの日に合わせて部屋の掃除をするようになった。掃除機は使わない。数回使ったが、うるさいし、思ったほどゴミを吸わなかったので処分してしまった。

ダイニングキッチンとリビングのフローリング床に置いてあるものを一旦隣部屋に移して、箒で掃く。その後ウエットなクイックルワイパー的なもので床を拭き上げる。最後にクイックルワイパー的な不織布を外して手に持ち、汚れの少ない面で高いところの埃を拭き上げる。家財を置かないようにしているから全行程は15分で済む。

箒で掃くから、床に落ちていたゴミを直接見ることになる。ワタぼこり、毛髪、食べ物のカスがほとんどだ。ある日、その中にこの部屋にあるはずのないものがあった。

女性のものと思われる長い髪の毛である。最初ギョッとした。入居当初は妻や娘が来たことがあるが、それ以外で女性を部屋に入れたことはない。そんな甲斐性も度胸もない。

動揺したのは最初だけで、すぐに合理的な説明が思い浮かんだ。週末に家に帰れば妻や娘がいる。リビングのソファーに座った時などに、彼女らの抜け毛が服に付いてそのまま持ち帰ってしまったのだろう。あるいは洗濯機で服を一緒に洗ったときに服に移ったものかも知れない。そう考えれば長い髪の毛が落ちていても何らおかしくないのだった。今日も1本出てきた。

それでも、もしかしたら、僕がいない昼間に見知らぬ女性がこっそり部屋に忍び込んでいるとしたら・・・。変な妄想をして気持ちがざわついた。

2022.12.13(火)雨のち晴れ