憧れの小さな淡水生物たち
これまでのブログでは、オートバイやソロキャンプの記事を投稿してアウトドア派を気取っていますが、子供のころから大の生き物オタクです。
特に水中に住む小さな生物が好きで、小学生の頃は図鑑で見た生物を探して、故郷石川県の川や沼を歩き回りました。
今なら変わった生き物でもネット通販で手に入りますが、いつの間にか情熱は冷めてしまって、あえて手に入れようとは思いません。でもあの頃は、本当に欲しくても見つけられなかった憧れの生物たちがいたのです。
今回その中から厳選した4品目を紹介します。誰がこんな記事を読みたいと思うだろうか?
別名ウズムシ。清流に住む体長1、2センチのヒルのような生き物です。川底の石の上をスルスルはい回るそうです。その特徴は何といっても、切り刻んでも身体の断片が再生して、元の姿に成長するという驚異的な再生能力です。頭部を縦に切ればそのまま頭が二つになるというのも実に熱くなります。未だに実物を見たことがない憧れの生物です。
淡水に住むイソギンチャクの仲間です。体長は大きなものでも5ミリ程度。ミジンコなどのプランクトンを捕食します。ギリシャ神話に登場するモンスターの名前というのが熱くなります。熱帯魚水槽で一度だけ大発生したことがあって、この時は狂喜しました。
淡水クラゲ(マミズクラゲ)
池や沼にクラゲがいるとしたら、もうそれだけで熱くなりますね。大きさは1、2センチ程度の小型のクラゲで、ときどき大量発生するそうです。生きているうちに拝んでみたい光景です。
春に田んぼに水入れをすると一斉に発生する2、3センチ程度のエビです。短命で卵を産むとすぐに姿を消してしまうそうです。よく似た生態をもつホウネンエビはこっち(静岡県)の田んぼで見つけたことがあります。野生のカブトエビは生息地域が限られていて見たことがありません。「生きた化石トリオプス」という名で教材用の卵と飼育キットが売られていて、こっちは買って育てたことがあります。(母親が泥水と間違えて捨ててしまったときは泣いたな)
書いているうちにあの頃の情熱が蘇ってきます。大人の力を手にした今こそ、子供の時の憧れを実現するときかも知れない。家族はドン引きするだろうけど
2020.10.12(月)晴れ