今日こんなことに気付いた

バイクと映画と犬が好きで趣味で漫画も描く50男が日々気付いた記録

早期退職の顛末

4カ月間の失業期間を経て再就職した。

初出社日、自分の事務机、パソコン、名刺を与えられたとき安堵した。結局自分はサラリーマンが性に合っていたのか。

早期退職で得たものは大きかった。重圧からの解放感。退職金でローンを完済して、残りを元金にして投資ファンド売買を経験した。新車を購入してあちこち走り回った。故郷の兄妹とゆっくり話しもできた。後悔はまったくない。

でも落ち着いてくると、このままでいいのかと不安感に苛まれた。55歳、老後まで無職で暮らせるほどの蓄えはない。息子は僕が放浪旅に出ると思っていたそうだ。たしかに憧れはあるけど、時期的に寒かったしコロナ禍でもある。「まだその時じゃない」と思ってしまった。退職時は失業手当の支給期間(150日)までは無職を通すつもりだったけど、失業期間が長引くほど再就職に不利な気がして、精神的にもたないと悟った。義兄にそう打ち明けると「お前も普通の人だったか」と笑われた。

再就職がすんなり決まったのは幸運だった。もし就職活動が泥沼にハマっていたら、かなり精神的に辛い状況に追い込まれていたはずだ。(先述の義兄はそれを経験している)内定が決まった日、車の窓から虹を見たことは象徴的だった。

 

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2021.4.17(土)曇り/雨