今日こんなことに気付いた

バイクと映画と犬が好きで趣味で漫画も描く50男が日々気付いた記録

以前住んでいた借家の行く末が気になる

5年間暮らした一戸建て借家を引っ越してちょうど1年経った。駅から徒歩15分の高台の住宅街にある築30年以上経った物件だった。

家主は他県に住んでいて一度も面識はなかった。僕らの前は子育て世帯が暮らしていた。引っ越し挨拶のとき、お子さんが騒ぐのは良いけれど庭でバーベキューするのは勘弁してくださいね、と隣の奥さんに釘をさされた。前の住人が子供とバーベキューをして、火の粉が飛んでくるのが怖かったそうだ。子供はもう大学生ですと言ったら、え、そんな歳には見えませんでした、と驚かれて少し嬉しかった。

 

ひと昔前の家の特徴として、比較的広い庭があるけど、駐車スペースが1台分しかなかった。今なら庭にするスペースがあれば車3台置ける駐車場にするだろう。幸い家の裏に月極駐車場があったので利用した。トイレもバスルームも少し狭かった。それでもこの家の5年間の生活は快適だった。近所付き合いや自治会行事は必要最低限で気楽だった。夜にウォーキングをするとき高台からの街の夜景が綺麗だった。周辺には桜の木が多くて春になると花びらが舞った。この家に住むようになって心に余裕が生まれたのかブログを始めた。

二女が通う大学がすぐ近くだったので、学園祭時には二女の学友が泊まりに来たし、留学生のホストファミリーも経験した。(アメリカ人留学生は日本の家屋の狭さに驚いたかも知れない)二人の娘はこの家から社会に巣立っていった。

 

引越した後にこの家にどんな家族が住むのか僕は気になっていた。それで週末に静岡の家に帰る途中に用もないのに高速を降りて、元借家の周りを車で走らせることがあった。妻には近所の人に不審に思われるから止めるように言われたが、僕はその後も見に行った。それほど思い入れがある家だった。というかなぜ妻や娘がこの家のことを一切気にかけないのか不思議だ。(あれ、僕が変なのか?)

いつ見に行っても家の雨戸は固く閉まっていて、庭の雑草は伸び放題だった。昨年末、外装が塗り替えられて庭木が剪定された。いよいよ新住人が決まったかと心が躍ったが、以降人が入った形跡は無く再び庭は荒れていった。

築年数が古すぎて新規契約が決まらないのだろう。思えば僕らが住んでいた当時から近所には空き家が増えていた。もし出来ることなら僕がもう一度この家に住みたい。今度は家賃を破格に安く交渉できるはずだ。

2022.6.26(日)晴れ