今日こんなことに気付いた

バイクと映画と犬が好きで趣味で漫画も描く50男が日々気付いた記録

キャバリア犬・サクラの思い出

6年前に亡くなった犬の思い出です。
桜の季節にやって来たので、奥さんがサクラと名付けました。
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キャバリアキングチャールズスパニエルという仰々しい名の犬種です。
スタンダードな体格より小柄だった為、ブリーダーから格安で譲ってもらいました。
大人になっても6キロに満たない仔でキャバリアというよりチンみたいでした。

次女が生まれてから飼い始めたので、我が家の子ども達と一緒に育ちました。
子どもが幼いことがあり、性格が穏やかな犬種を選んだのですが、サクラは特に大人しくて人間が好きな犬でした。

ひとつだけ誤算だったのは抜け毛が多いことでした。部屋中、車の中も毛だらけ。コロコロカーペットは必需品でした。
毛が伸びるのも速くて、風呂に入れるときにハサミでカットしました。時々誤って皮膚を切って出血させてしまいました。

キャバリアは活動的な犬です。子どもと一緒に公園や海や山へと連れて行きました。

12才を過ぎた頃から動きが鈍くなり、お寺の長い石段や山道を途中で歩かなくなりました。
長男が大学を卒業する年に家族で行った京都旅行では、道中ほとんど僕が背負ったリュックの中から顔だけ出していました。

14才を過ぎると耳が聞こえなくなり、ほとんど歩かず寝てばかりになりました。
ある日、奥さんが仕事から帰ってから水を飲ませると、ひとしきり甘えた声で鳴いて息を引き取りました。奥さんは大泣きして僕の携帯に電話をかけてきました。

出先でキャバリアを連れた人に出会うと、話し掛けて犬に触らせてもらいます(主に奥さん主導)。一度サクラとそっくりな小さい仔に会ったときは夫婦で興奮しました。

今、うちにいるミニチュアシュナウザーは5才になりますが、時々間違えて「サクちゃん」と呼んでしまうことがあります。
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長文に付き合って下さってありがとうございました。
2020.1.20 (土) 晴れ/曇り