ネットバンキングで娘の危機を回避

土曜日の昼前、自宅でスマホをいじっていたら二女からLINE電話がかかってきた。慌てた声で、今名古屋駅にいる。これから広島で人と会う大事な約束があるのに、うっかりクレジットカードをマンションに忘れてきてしまって、お金が足りなくて新幹線に乗れずに困っているという。えーと、オレオレ詐欺とかではなさそうだ。

妻に事情を話すと、じゃあ私が新幹線で名古屋駅まで行ってお金を渡してくると、がぜん張り切り出した。ここから名古屋駅まで３時間はかかる。それでは間に合わないと電話口でキレる二女。

少し前に投資用のネット銀行口座を開設していた。二女の銀行口座にネットで振込みすれば速攻で引き出せる。二女に銀行口座を聞いて、少し待つように伝えた。ネットで振込みをした経験はあるけど、土曜日で営業時間外かも知れない。僕と二女の銀行が直ぐに受付けるかどうかまでは分からなかった。

焦っていたせいだろう。ログインパスワードを何回か打ち間違えてしまって、操作がロックされてしまった。こうなるとしばらくはログインできない。

もう一つ、普段使っている預金口座をネットバンキングできるようにしてあった。スマホにワンタイムパスワードを表示させておいて、パソコンで慎重に振込み操作をした。今度はうまく振込みが完了した。ここまでで３０分かかった。すぐに二女に連絡する。しばらくしてお金が引き出せたとお礼の返事がきた。ミッションコンプリート。

離れて暮らす娘から一番に頼られたこと、父親の面目が保たれたことに自己満足した。便利な世の中になったと実感した。妻の取ろうとした行動は時代遅れだったな。

公園のネモフィラが見頃でした。

2022.4.27（曇り）