モノ作りの趣味を始めたい
子供の頃は工作が得意だった。
模型工作の本を借りてきて、工作用紙とバルサ材で船やモノレールを作った。完成した模型はアクリルカラーを塗って、電池とモーターを内蔵させて走らせた。
戦車・戦艦プラモデルもずいぶん作ったし、ゴム動力のプロペラ飛行機を作って飛ばして遊んだ。学研の電子工作キットでウソ発見器やFMラジオを組み立てた。
模型を作っているときは夢中になれて本当に楽しかった。そうして工作少年は地元の呪術高専じゃなくて工業高専に進学した。
あの頃の感動、ワクワク感をもう一度味わいたい。会社から帰ってユーチューブ動画やアマゾンプライムをダラダラ見るだけの生活は終わりにしたい。
某家電ショップのホビーコーナーに懐かしいプラモデルが並んでいるのを見て一箱買った。田宮の1/72スケールのジェット戦闘機。僕にとってプラモデルといえば赤と青の星マークの田宮だ。バンダイのガンプラは当時まだ無かった。子供に知的玩具を買って帰る良き父親のフリをして買った。
帰って早速箱を開けて、設計図を広げて作り始めた。最初は1センチくらいの小さなコックピットを組み立てるのだが、これは無理です。部品が細かすぎてよく見えないし、指で上手く掴めない。シールなんてミリミリサイズでとても貼れない。これ以上はストレスだと感じて断念した。小学生の頃はこれくらい一晩で作れていたはずなのに悔しい。
プラモデルは失敗だったけど、工作趣味は始めたいし極めたいと思う。その前に老眼鏡を作ってもらうか。
2022.5.29(日)晴れ