ドライブマイカー、広島まで800km
広島で一人暮らししていた二女がいよいよ退職して静岡の家に戻るので、引っ越しを手伝いに車で出向くことにした。会社から帰宅して夕食、洗濯、シャワーを終えて、19時半に横須賀の単身アパートを出発。
いつもの週末なら高速道路を2時間走って東名富士インターを降りて、家に帰るのだが、この日はスルーしてさらに西へ走り続ける。
伊勢湾岸自動車道では四日市の工場群の夜景がSF映画みたいでキレイだ。大阪を通過するときは太陽の塔の顔がバッチリ見えた。
0時半、行程の半分400kmを走った地点の滋賀県のSAで仮眠をとる。クロスビーの後部座席と助手席を倒して、キャンプ用の折り畳みマットを敷くと足を伸ばして横になれた。周囲の車の明かりが気になるので毛布にくるまって就寝。
4時半に眼が覚めた。トイレを済ませて再び走り出す。途中で車の後方から朝日が差し込む。岡山県に入ってからSAで朝食を食べて、二女に10時頃に着くとLINEした。引っ越し業者は朝に来ると言っていたから、着いた頃には荷物は運び出された後かも知れない。
広島インターを降りて、10時半にマンション駐車場に着いた。疲れたし休憩したいところだ。二女の部屋に入って絶句した。絶賛荷造り真っ最中、足の踏み場もないじゃないか。引っ越し業者は何時に来るのか訊いたら、午後1時に変更したという。それでも間に合うようには見えないんだけど!
昨晩は会社の人たちが送別会を開いてくれたそうだ。そこで大泣きして、帰って、寝て、起きてからようやく部屋の物をダンボール箱に詰め始めたそうだ。二女は、眠い、お腹すいたを連発する。こっちだって眠いしフラフラだよ。でも手を止めるわけにはいかない。段ボール箱を折って、詰めて、玄関前に積み上げる。
結局、引っ越し業者に来てもらう時刻を15時以降にずらしてもらった。その後、不動産屋に部屋の明け渡し完了。
二女が乗り込んで、尾道まで走って尾道ラーメンで遅い夕食をとった。予約してくれた温泉ホテルに着いてようやく一息ついた。
翌日の午前中は僕の希望で、二女にしまなみ海道と尾道を観光案内してもらった。二女が勤めていたのは観光会社だった。娘の最後の観光案内、あるいは退職後最初の観光案内をしてもらったことになる。
2022.10.3(月)晴れ