今日こんなことに気付いた

バイクと映画と犬が好きで趣味で漫画も描く50男が日々気付いた記録

娘からの相談、親の葛藤

広島で一人暮らしをしている二女はオープンな性格なので、親にもいろいろ相談事をしてくる。僕には仕事関係の相談が多い。恋愛系の相談は妻や姉としているらしい。

先日の相談はちょっと重い内容だった。営業の仕事が大変なことは以前から聞いていた。入社後に好成績を出したことで期待されて、さまざまな担当を任された。最近は帰宅が遅くなり情緒不安定になっていた。仕事中に涙が止まらないことがあって、心療内科を受診した。上司と相談して、しばらく休職してから事務の部署に移動することを提案された。

休職中は趣味のカメラサークルの活動に打ち込んでいたらしい。夢中になれる趣味があることは救いだったと思う。問題は趣味が高じてプロになることに憧れだしたことだった。

サークルの仲間にはフリーランスのカメラマンとして活動する同年代の友人がいて、彼らから刺激を受けたらしい。直接は言わないが、電話やメールの言葉から転職することを迷っていることが感じられた。

僕が馴染んできた昭和の価値観「石の上にも三年」とか「若いうちの苦労はかってでも」という考えが現在は当てはまらないことは分かっている。夢中になれることが仕事になれば幸せなことだろう。でも趣味から始めたカメラで生計を立てるのは、よほどの有名人か強力なコネでもない限りほとんど無理だろう。(そう考えてしまうあたり価値観が古いのかも)

二女は思い切りのいい性格なので、夢を追って勢いで会社を退職してしまうのではないかと心配になった。かといって頭ごなしに会社を辞めるなと言ったあと、彼女から音沙汰がなくなったりしたらかえって怖い。

いろいろ葛藤した結果、カメラは副業として収益が出せるように頑張ってみては?という無難なアドバイスになった。先日、二女から会社に復職したと聞いてひとまずホッとした。

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2022.3.4(金)曇り